プライベートでも、ビジネスでも周りとの人間関係が
重要になってきますが、人間関係を気づく上でも
大事になってくるのが、『思い込み』にとらわれない事
この『思い込み』を社会心理学では、
確証バイアス
といいます。
正確には、自分の周りの情報から自分の価値観に
あった現象のみ記憶にのこり、自分の思い込みがより
強くなっていく現象の事です。
この確証バイアスが形成される家庭は、家庭環境
だったり、学校や職場の環境が大きく影響してきます。
情報が、人を形づくると言っていいかもしれませんが
情報は、『人』からもたらされるワケです。
そう考えると、周りの人間環境が自分の価値観を
形造るといっていいかもしれません。
そして、この中にはテレビはインターネットの情報も
含まれます。
新聞・インターネット・テレビも結局は人が創りだした
情報です。
その人自身を知らなくても、製作者の意図や方向性に
大きく影響されています。
先日も、まったく正反対の情報に触れる機会がありました。
彼氏が乗っていて嫌なくるまと乗りたい車が同じ？
彼氏が乗っていたら嫌な車という記事を、先日インターネットの
とあるサイトで見かけました。それがこちら
■彼氏が乗っていたら嫌なクルマTop5
第1位 改造車……64人(19.7％)
第2位 痛車……26人(8.0％)
第3位 軽自動車……24人(7.4％)
第4位 オープンカー……16人(4.9％)
第5位 高級車……11人(3.4％)
そして、面白いのが同じ時期に見たテレビ番組
『月曜から夜ふかし』という番組なのですが
SBZという、セレブ暴走族の事が取り上げられれており
人通りが多い通りを、徐行するだけで女の子達から
『乗せて！』と声をかけられれている所を取材されてました。
テレビ番組の方は、彼氏ではないので情報の内容が
少し違いがますが、媒体に寄っても発信する内容が
まったく違うワケです。
だからこそ、情報には幅広く接する事が重要だと言える
と思います。
一方の偏った情報だけでは、偏り（バイアス）がかかってしまいます。
確証バイアスの外し方は？
確証バイアスが自分の中で認識しにくい点は、自分自身の中にある
偏り（バイアス）に気づきにくいという点です。
例えば、自分はずっと冬にウインタースポーツをする人の
気持が理解できないでいました。
『なぜ、寒い冬にわざわざより寒い雪山にいくんだろう？』
そう考えて、スキーやスノーボードをやる人の気持が
理解できないでいました。
この時は、自分の中で思考の偏り（バイアス）がある事は
なかなか自覚しにくい状態です。
しかし、その当時の上司が熱心なスキーヤーで冬になると
一生懸命、スキーに誘ってくれていました。
お付き合いもあり、一度一緒にスキーにいったのですが、
風を切って滑っていく楽しさを知ってしまい・・・
それからは、ひたすら上達したくて一人でもスキー場に行ってました。
バイアスを形づくるのが、人だとしたらバイアスを壊すのも
人だということなのだと思います。
思い返せば、家族や友人にウインタースポーツをやる人がおらず
誘われる機会がなかったから、興味がわかなかっただけで
いろいろな人の話や誘いを素直に受けいれる事で、自分の世界は
どんどん広がっていくなだと実感しました。
もし、仮に上司からの誘いを断り続け今でもウィンタースポーツに
いっていなければせっかくの楽しい思い出もつくる事は出来なかった
と思います。
自分の思考や思いに囚われすぎない
これが、確証バイアスを外す鍵になっていくと思います。
人は、確証バイアスというなの見えないオリの中で
生活しているようなものなのかもしれません。
そして、そのオリは自分の行動次第で簡単に
壊せるのだと思います。
そのためにも、自分の意見や考え方の違う人との
付き合いは大切にしていく事が大切になっていくと思います。
そして、誘われたことにはどんどん挑戦してみて
食べず嫌い・やらず嫌いにならず体験してから判断する事
これが、自分の思考や考え方にもバランスをもたらしてくれる
はずです。