マイナンバー制度は、社会保障に密接な関係がありながら、
名前は知っているけど制度そのものは良く知らない方も多いのではないでしょうか?
- 雇用保険加入者⇒働く人
- 年金受給・納付者
⇒65歳以上の方と年金納付者(原則全ての国民) - 生活保護受給者⇒生活保護を受けている方
と日本に住む全ての方に関係してきます。
日本国民全てに関係がありますので
しっかりと、仕組みやメリットを理解しておきましょう!!
こういった社会保障や税務に関する事は、面倒に感じてしまいがちですが・・・・
私自身も事務手続きが苦手で、確定申告などの書類を作るを面倒に感じていました。
そのために、過去に確定申告の知識不足でかなり損していた経験があります。
マイナンバー制度には、金銭面でのリスクというよりは情報漏えいのリスクを
心配される方もいると思います。
そのため、制度をしっかりと理解する事で目的を理解し、しっかりとメリットや
恩恵を受けた上で、リスクやデメリットも回避していくのが賢い選択です。
目次
マイナンバー制度とは?
マイナンバーとは日本に住む人、一人一人につけられる番号です。
法律により、正式な名将は『個人番号』と定義されていますが、
国民から募集し、マイナンバーという愛称がつけられています。
こちらは、マイナンバー広報用ロゴマークのマイナちゃん
マイナンバーは、12ケタの数字になる予定です。
マイナンバーはどんな時に利用できるの?
マイナンバーの利用目的は、主に以下の3つの分野です。
- 社会保障
- 公平・公正な税制度
- 災害対策
社会保障をスムーズに受けるためのマイナンバー
- 年金の資格取得・確認・給付を受けるとき、
- 雇用保険の資格取得・確認・給付を受けるとき
- 福祉分野の給付、生活保護をうけるとき
提示する必要が出てきます。
そのため、年金受給者・雇用保険加入者・生活保護受給者が対象になるため
すべての方にとってマイナンバーが関わってきます。
マイナンバーの活用で公平な税制度へ
国民や企業が税務署に提出する確定申告書、届け出書、調書にマイナンバー
を記載し、税務署が内部事務に利用する予定です。
これにより、失業保険や生活保護の不正受給を防ぐ事が期待されています。
特に、生活保護に関しては不正受給が186億9033万円と問題になっています。
参考URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09HB1_Z00C15A3000000/
マイナンバー制度が導入されれば、会社や雇用主が給料や報酬を支払う際に
マイナンバーを記載する事が義務付けられています。
また、失業保険を受けるにもマイナンバーが必要になりますので、マイナンバー
一つで生活保護や雇用保険と実施の収入がひも付き、不正受給防止に役立つし
このマイナンバー制度が広く知られるようになれば、それ自体が抑止力になると思っています。
そして、これは行政だけでなく国民一人一人ひとりにも役立つはずです。
雇用保険や失業保険の知識がなく、知らず知らず不正受給してしまうケースもあると思います。
そう言った場合に、早期に不正受給である事を指摘される事で精神的なダメージも少なくなるはずです。
どうでしょう?数十万円蓄えが出来たと思ったら、ある日突然不正受給が指摘されて
一文無しになってしまうと考えたら・・・
実際に、知人でもいました・・
市県民全の請求を無視していたら、銀行口座を差し押さえられて80万円近くあった
貯金を根こそぎ持っていかれてしまった人が・・・
被災した際のスムーズな生活再建に役立つマイナンバー
地震や火災・台風被害など、被災したさいに被災者生活再建支援金の
支給に際してマイナンバーが利用される予定です。
※被災者生活再建支援金
自然災害により生活基盤に著しい被害を受けた人に支給される支援金
また、病院などが被災した場合もカルテなどの医療情報が紛失した際も
マイナンバーを利用するこで、病歴や処方箋の確認にも役立つ事が期待されています。
マイナンバー制度のまとめ
マイナンバー制度とは?
国民一人一人に付与される、12ケタの番号
マイナンバーの目的は?
- 社会保障サービスの効率的な提供するため
- 不正受給を防止して公平な税制度にするため
- 災害時のスムーズな給付金支給
などです。
日常すぐに使うサービスが少なく、災害時などの緊急時の対策と
いう側面があるため、マイナンバー制度の理解がすすまない一因
にもなっていると考えています。