豪徳寺に伝わる2つの招き猫伝説!挙げてる手と毛色でご利益がちう?

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先日見たテレビ番組
「Youは何しに日本へ?」
で外国人に人気のスポットとして!

豪徳寺

が紹介されていました!

人気の理由が、

招き猫!

です。

豪徳寺に恐ろしい数の招き猫が、
奉納されていいるんです。

気になったので、
豪徳寺にまつわる招き猫伝説
を調べてみました。

調べていく中で、
招き猫は挙げている手によって、
ご利益が違う事もわかりました!

合わせてご紹介します。   

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豪徳寺に伝わる2つの招き猫伝説と手の意味

招き猫を祀っている豪徳寺には、
2つの招き猫伝説が伝わっています。

豪徳寺に伝わる2つの伝説

1つ目の伝説は
近江彦根藩2代目藩主の
井伊直孝が鷹狩の帰りの話です。

寺の前を通った時に、
和尚が飼っていた白猫が、
門前で井伊直孝を手招きするので、
寺を訪れてみると・・・

直後に豪雨がふり出したため、
猫のお陰で濡れずにすんだというお話です。

この寺こそ、豪徳寺だったわけです。

後日、井伊直孝がお礼に多額の寄進をしてくれ、
そのお陰で豪徳寺を立て直す事ができ、
盛り返す事ができたという伝説です。

2つ目の伝説は
井伊直孝が豪徳寺の木の下で、
雨宿りをしていると、
三毛猫が現れて手招きをするので、
行ってみると・・・

直後に雨宿りしていた木に、
落雷が落ちて、あやうく難を逃れる事が
できたというものです。

1つめの伝説と同様に、
井伊直孝がお礼として
多額の寄進をしてくれた所は一緒です。

場所が共通している事に加え、
2つも伝説が残っている事から、
実際に似たような史実があったのかもしれません。

1つ目の招き猫伝説と、
2つ目の招き猫伝説で猫の毛並みが
微妙にわかっているのがおもしろです。

この猫が亡くなると和尚が弔い、
後に招猫堂が建てられました。

招き猫が片手を上げている
おなじみの姿は、
この2つの招き猫伝説に由来します。

※招き猫伝説は、今戸焼説、自性院説、伏見稲荷説など諸説あります。

招きの猫の手の意味は?豪徳寺の招き猫が小判を持っていない理由

一般的な招き猫のデザインは、
右手(右前脚)に小判を持ち、
左手(左前脚)を挙げています。
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しかし、豪徳寺の招き猫のデザインは、
右手を挙げて、小判は持っていません。
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これには彦根藩の菩提寺になっている、
豪徳寺ならではの理由があります。

左手は武士にとって不浄の手とされています。
そのため、右手で招きよせる
デザインになっている訳です。

また、小判を持っていないのは、
豪徳寺の伝説に由来しているとも言えます。

招き猫は機会を与えてくれるけど、
その機会に気づき結果・成果までは、
与えてくれないという意味が込められているからです。

井伊直孝が猫を見て、
気づいた事で豪雨や雷を避けられたのと同様に、
自分で気づきチャンスを活かす事の大切さを、
豪徳寺の招き猫を教えてくれている訳です。

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豪徳寺の地図とアクセス方法!

豪徳寺の住所は下記の通りです。

東京都世田谷区豪徳寺2-24-7

豪徳寺へのアクセス方法と基本情報

  • アクセス: 東急世田谷線「宮の坂駅」より徒歩5分
  • 定休日: なし
  • 電話番号: 03-3426-1437
  • 料金: 入場無料、招き猫300円~
  • 所要時間: 30分~
  • 公式サイトURL: なし

豪徳寺に奉納されている招き猫は、
願いがかなった事に対する
お礼として奉納されています。

この数の招き猫をみれば、
どれだけ願いが叶っているが良くわかります。

ちなみに、
9月29日は招き猫の日です。

東京周辺にお住いであれば、
9月29日はぜひ豪徳寺に、
行ってみてはどうでしょうか!

豪徳寺の招き猫のご利益は?挙げている手と毛並みをチェック

招き猫は、
挙げている手によってご利益が違います。

また、毛並みによっても
招き猫のご利益はかわるんです!

招き猫の手で変わるご利益

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右手(前脚)を挙げている招き猫は、
金運を招くと言われています。

豪徳寺の招き猫は右手を挙げているので、
金運成就にご利益があるわけです。

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左手(前脚)を挙げている猫は、
人(客)を招くと言われています。

この招き猫は、
商売繁盛にご利益があるわけです。

金運成就も商売繁盛も
両方が叶う両手を挙げた招き猫もあります。
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招きの猫のデザインによっては、
両手を挙げて困っている様子を連想させるため、
人によっては嫌う人もいるようです。

招きの猫の毛色でかわる利益

一般には招き猫は、
三毛猫のイメージが強いと思います。

これは豪徳寺に伝わる
招き猫伝説の2つ目に由来していると思います。

他の毛色の招き猫もいて、
それぞれ以下のご利益があると言われています。

  • 黒・・・魔除け
  • 赤・・・病除け
  • 青・・・学業成就・交通安全
  • ピンク・・・恋愛

黒と赤にはしっかりと理由があります。

黒い招き猫は、
猫が夜でも目が見えるという特徴から、
福猫」として魔除けや幸運の
象徴とされてきた事に由来します。

赤い招き猫は、
疱疹や疱瘡が嫌う色という
言い伝えが由来になっています。

青とピンクは、
明確に理由はわからなかったのですが、

青い招き猫は、
青信号にかけて交通安全に
ご利益があるとしているのかもしれません。

ピンクの招き猫は、
ピンクが恋愛をイメージさせるからなのかも・・・

他にも黄色の招き猫や、
キジトラ柄・ハチワレ柄の
招き猫なども販売されているようなのです。

ここまでくると、
販売元の都合に寄って、
様々な色の招き猫が、
登場しているだけかもしれません(笑)

豪徳寺の招き猫はひこにゃんのモデルにも!

滋賀県彦根市のゆるキャラ

ひこにゃん!

実は、ひこにゃんののモデルになった
のが豪徳寺の招き猫なんです。

ひこにゃんの場合は、
1つめの伝説の白猫をモチーフにおり、
毛並みが白色です。

もしかすると、
着ぐるみを作る時のコストを考えて、
単色にするため一つ目の伝説を
モチーフにしたという逆説的見方もできますが(笑)
Hikonyan_performing_at_Hikone_Castle

つまり、
豪徳寺の招き猫の
1つめの伝説からひこにゃん
2つめの伝説から招き猫
がうまれているわけです。

そう考えると、
ひこにゃんと招き猫は
親戚と言えるのかもしれません(笑)

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