干支をまつる神社があるのは、
ご存じですか?
干支を全てまつる神社もありますし、
干支の十二支それぞれを、
まつる神社もあります。
2017年の干支は、
「酉」なので干支にまつわる神社や、
お寺に初詣に行ってもいいですね!
もちろん、その年の干支に関係なく、
自分の干支にまつわる神社や、
お寺に初詣に行くのも良いと思います。
目次
干支をまつる神社とお寺一覧!
十二支の順番に、
干支をまつる神社とお寺をご紹介していきます。
子(ネズミ)をまつる神社とお寺
子をまつる神社は、
大国主命(オオクニヌシ)
を祀っている神社になります。
古事記に由来しており、
大国主命(おおくにぬしのみこと)が、
野山の火事に遭遇した時の事・・・
火に囲まれて困っている時に、
ネズミが現れて火のない逃げ道を教えてくれ、
命を救ったという逸話に由来します。
子まつるお寺は、
子年の守護本尊である
千手観世音菩薩像
をまつるお寺です。
子(ネズミ)をまつる神社とお寺で有名なのは?
子をまつる神社として、
特に有名なのが、
京都の大豊神社
です。
こちらは、
神社にいるのが狛犬ではなく、
狛ネズミです(笑)
他にも子をまつる有名な神社は、
- 敷津松之宮大国主神社(大阪府)
- 戸部杉山神社(神奈川県)
があります。
子(ネズミ)をまつるお寺として、
特に有名なのが、
京都の清水寺
です。
他にも子をまつる有名なお寺は、
- 三十三間堂(京都)
- 千本釈迦堂(京都)
- 善入院観音堂(宮城県仙台市)
があります。
丑(うし)をまつる神社とお寺
丑をまつる神社は、
須佐之男(スサノオ)
をまつる神社になります。
須佐之男と牛頭天王(ごずてんのう)が、
同一視されている事から、
牛頭天王をまつる神社も
丑をまつる神社です。
丑をまつるお寺は、
丑年の守護本尊である
虚空蔵菩薩
をまつるお寺です。
丑(うし)をまつる神社とお寺で有名なのは?
丑をまつる有名な神社は、
京都の北野天満宮
です。
他にも丑をまつる神社は、
- 八坂神社(京都)
- 氷川神社(全国各地)
- 八重垣神社(島根)
- 廣峯神社(兵庫)
- 津島神社(愛知)
- 須佐神社(島根)
- 牛島神社(東京)
があります。
丑をまつるお寺は、
- 医王山八王寺(宮城県仙台市)
- 竹寺(埼玉)
- 神護寺(京都)
- 法輪寺(京都)
- 広隆寺(京都)
- 三室戸寺(京都)
- 額安寺(奈良)
があります。
寅(とら)をまつる神社とお寺
寅をまつる神社は、
大己貴神(オオアナムチノカミ)
をまつる神社になります。
寅をまつるお寺は、
寅年の守護本尊である
虚空蔵菩薩
をまつるお寺です。
また、虎は毘沙門天の使い言われているので、
毘沙門天(びしゃもんてん)や
多聞天(たもんてん)を
まつるお寺も虎をまつるお寺です。
寅(とら)をまつる神社とお寺で有名なのは?
寅をまつる神社は、
- 西野神社(北海道)
- 大己貴神社(福岡)
が有名です。
寅をまつるお寺は、
- 鞍馬寺(京都)
- 大江神社(大阪)
- 最勝寺(栃木)
- 信貴山・朝護孫子寺(奈良)
- 額安寺(奈良)
- 本山寺(全国各地)
- 医王山八王寺(埼玉)
- 竹寺(埼玉)
- 神護寺(京都)
- 法輪寺(京都)
- 広隆寺(京都)
が有名です。
卯(うさぎ)をまつる神社とお寺
卯をまつる神社は、
志固男神(シコオノカミ)
をまつる神社になります。
卯をまつるお寺は、
卯年の守護本尊である
文殊菩薩
をまつるお寺です。
卯(うさぎ)をまつる神社とお寺で有名なのは?
卯をまつる神社は、
- 住吉大社(全国)
- 岡崎神社(京都)
- 白兎神社(鳥取)
- 三尾神社(滋賀)
- 兎足神社(愛知)
- 調神社(埼玉)
が有名です。
卯をまつるお寺は、
- 金戒光明寺(京都)
- 智恩寺(京都)
- 三室戸寺(京都)
- 興福寺東金堂(奈良)
- 竹林寺(高知)
が有名です。
辰(たつ)をまつる神社とお寺
辰をまつる神社は、
龍神・八千矛神(ヤチホコノカミ)
をまつる神社になります。
八千矛神は、
須佐之男と刺国若比売(さしくにわかひめ)の子で、
勇ましい神として有名です。
※古事記では須佐之男の6代目の孫とも言われています。
辰をまつるお寺は、
辰年の守護本尊である
普賢菩薩
をまつるお寺です。
辰(たつ)をまつる神社とお寺で有名なのは?
辰をまつる神社は、
- 九頭竜神社(全国)
- 神宝神社(京都)
- 籠神社(京都)
他にも龍やまつる神社全般になります。
また、八千矛神をまつる神社もあります。
辰をまつる神社と言えます!
- 兵主大社(滋賀)
- 八千矛神社(全国)
- 大岡神社(兵庫)
辰をまつるお寺は、
- 大光明寺、
- 岩船寺(京都)
- 慈恩寺(山形)
- 普賢寺(三重、山口)
- 孝恩寺(大阪)
- 円証寺(奈良)
- 成田山深川不動堂(東京)
- 成田山九頭竜寺(福井)
です。
巳(へび)をまつる神社とお寺
巳をまつる神社は、
大国魂神(オオクニタマノカミ)
をまつる神社になります。
巳をまつるお寺は、
巳年の守護本尊である
普賢菩薩
をまつるお寺です。
また、弁財天をまつる神社・お寺も含まれます。
巳(へび)をまつる神社とお寺で有名なのは?
巳をまつる神社は、
- 大国魂神社(東京)
- 出雲大社(島根)
- 大神神社(奈良)
- 霞神社(宮崎)
- 白蛇神社(全国)
です。
巳をまつるお寺は、
- 光福院(埼玉)
- 三室戸寺(京都)
- 普賢寺(三重、山口)
- 孝恩寺(大阪)
- 円証寺(奈良)
です。
午(うま)をまつる神社とお寺
午をまつる神社は、
顯国魂神(ウツシクニタマ)
をまつる神社になります。
午をまつるお寺は、
午年の守護本尊である
勢至菩薩(せいしぼさつ)
をまつるお寺です。
午(うま)をまつる神社とお寺で有名なのは?
午をまつる神社は、
- 岩木山神社(青森)
- 白山姫神社(青森)
- 阿部神社(大阪)
- 賀茂神社(滋賀)
です。
午をまつるお寺は、
- 知恩院勢至堂(京都)
- 浄土真宗の西本願寺(全国)
- 東本願寺(全国)
です。
未(ひつじ)をまつる神社とお寺
未をまつる神社は、
大国魂神(オオクニタマノカミ)
をまつる神社になります。
未をまつるお寺は、
未年の守護本尊である
大日如来(だいにちにょらい)
をまつるお寺です。
未(ひつじ)をまつる神社とお寺で有名なのは?
未をまつる神社は、
- 羊神社(愛知)
- 大国魂神社(東京)
未をまつるお寺は、
- 玉川大師(東京)
- 法輪寺(京都)
- 教楽院大日堂(宮城)
- 唐招提寺金堂(奈良)
- 高野山金剛峯寺(和歌山)
です。
申(さる)をまつる神社とお寺
申をまつる神社は、
猿神、神猿や八千矛神(ヤチホコノカミ)
をまつる神社になります。
申をまつるお寺は、
申年の守護本尊である
柴又帝釈天や大日如来(だいにちにょらい)
をまつるお寺です。
申(さる)をまつる神社とお寺で有名なのは?
申をまつる神社は、
- 日吉神社(全国)
- 日枝神社(全国)
- 浅間神社(全国)
- 兵主大社(滋賀)
- 八千矛神社(全国)
- 大岡神社(兵庫)
- 猿丸神社(京都)
申をまつるお寺は、
- 栄閑院猿寺(東京)
- 横蔵寺(岐阜)
- 東寺講堂(京都)
- 円成寺(奈良)
- 唐招提寺(奈良)
- 金剛峯寺(和歌山)
です。
酉(とり)をまつる神社とお寺
酉をまつる神社は、
志固男神(シコオノカミ)
をまつる神社になります。
酉をまつるお寺は、
酉年の守護本尊である
不動明王
をまつるお寺です。
酉(とり)をまつる神社とお寺で有名なのは?
酉をまつる神社は、
- 下賀茂神社(京都)
- 大酉神社(東京)
酉をまつるお寺は、
- 成田山新勝寺(千葉)
- 教王護国寺(京都)
- 南院と明王院(和歌山)
- 金剛峯寺(和歌山)
- 滝泉寺(東京)
- 唐招提寺(奈良)
- 瀧谷不動明王寺(大阪)
です。
戌(いぬ)をまつる神社とお寺
戌をまつる神社は、
大己貴神(オオナムチ)
をまつる神社になります。
戌をまつるお寺は、
戌年の守護本尊である
不動明王
をまつるお寺です。
戌(いぬ)をまつる神社とお寺で有名なのは?
戌をまつる神社は、
- 大己貴神社(福岡)
- 霊犬神社(静岡)
- 黒犬神社(静岡)
- 八幡神社(全国)
戌をまつるお寺は、
- 即成院
- 三宝寺(京都)
- 成田山新勝寺(千葉)
- 教王護国寺(京都)
- 南院(和歌山)
- 明王院(和歌山)
- 金剛峯寺(和歌山)
- 滝泉寺(東京)
- 唐招提寺(奈良)
- 瀧谷不動明王寺(大阪)
です。
亥(いのしし)をまつる神社とお寺
亥をまつる神社は、
大物主神(オオモノヌシ)
をまつる神社になります。
亥をまつるお寺は、
亥年の守護本尊である
阿弥陀如来
をまつるお寺です。
亥(いのしし)をまつる神社とお寺で有名なのは?
亥をまつる神社は、
- 護王神社(京都)
亥をまつるお寺は、
- 建仁寺(京都)
- 八幡神社(全国)
- 岡太社(兵庫県)
- 高徳院(神奈川)
- 法隆寺金堂(奈良)
- 東本願寺(京都)
- 西本願寺(京都)
です。
干支をまつる神社とお寺まとめ
十二支をストレートに連想すると、
干支をまつる神社やお寺が、
イメージしにくいですが・・・
干支との関連のある
神様や仏様がわかれば、
どの神社・お寺に行けばいいか
わかりやすいですね!
また、神社やお寺に行く際も
干支との関連を調べてから行くと、
参拝の時も感慨深いかも!