戦国時代に活躍した名将!武田信玄
ここ最近の国内ニュースを見ている
いると武田信玄が残した名言が、
今の日本の企業やビジネスに必要
だと思い、記事にまとめておきます。
武田信玄が残した名言、
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』
名言の意味は、
「甲陽軍鑑」に武田信玄の言葉として記されている、
勝負における人の働きの大切さを説く格言。
後に「情けは味方、仇は敵なり」と続くこともある。
特に、企業経営などで、人材の力や人との繋がりの
大切さを表現するために引用されることが多い。
参考サイト
weblio辞書
戦いにおいて、重要なのは『人』で
あり、結束を固めるためにも愛情や
情けが必要であり、人から憎しみを
買うような事はしてはいけないという
意味です。
人は城、人は石垣、人は堀に込めた思い
この名言は、組織やチームをいか
に機能させていくかのポイントと
その方法論を教えてくれています。
戦国時代に出来ていて、現代日本で出来なくなった事
人は城、人は石垣、人は堀の部分では
今の日本で言えば、仕事やビジネスを
していく上で『人』の大切さを訴えています。
ブラック企業という言葉に象徴される
ように今の日本では、『人』が使い捨てにされています。
戦国時代の方が人を大切にしていたといえるかもしれません。
自分は、名言の中で言われている
『人』には武田信玄自身も含めて
言っているだと考えています。
なぜなら、武田信玄の元で武功を上げた
『武田二十四将』の中に、常に
武田信玄も含まれてたからです。
そのため、自分も含めて城であり、石垣で
あり、堀であるという考えに基づいた名言だと解釈しています。
こう考えていくと、武田信玄が敬愛されて
いる理由も理解できます。
今まで自分の働いた環境では、社長
やトップがスタッフや社員と共になって
事業やビジネスに取り組んでいるケースは少なかった気がします。
1、事業主やオーナー自らがスタッフと共に行動する!
事の大切さを、この名言から感じました。
前半部分では、組織のあり方を
解き後半部分では、方法論が
語られています。
情けは味方、仇は敵なりの実践
情けは見方、仇は的なりの言葉に
具体的に方法論が語られていると思っています。
言い換えれば、『相手の立場』に
立って考えるという事だと思います。
味方の武将や兵士に対して、
接し方一つで結束を強める事も
出来れば、分裂させる事もできます。
大企業の不正は、人の和の乱れから
オリンパスや東芝など、日本の大企業の
不正の原因はこの人の和が原因のひとつと言われています。
特に、東芝の不正会計問題では
西田元会長と佐々木副会長の対立
が不正会計につながったといわれています。
東芝の不正会計は佐々木則夫氏の退任を狙ったもの? 経営陣に確執
本来であれば、顧客を目を向けるべき
経営陣が社内での派閥抗争にあけく
れて『人の和』を失っていくことで、
東芝は、『信頼の失墜』という大きな
問題に直面しまました。
戦国時代であれば、文字通り『死』を意味します。
そもそも、大企業だからこそ経営が安定
し派閥抗争をしている余裕があるから
こそ、『人の和』が失われるという側面があるのかもしれません。
中小企業や個人事業主なら、
権力闘争をしている余裕するありません。
実は、自分も同じ様な経験があります。
友人達とジョイント・ベンチャーで
ビジネスをはじめた時の事です。
最初は、集客の仕組み作りや
運営体制の模索もあり、日々仕事に
追われていたのですが・・・
新規のお客様の参加や問い合わせがあり、
収益面でも安定した時に、一緒にビジネス
を立ち上げたメンバーとの間で対立関係が
生まれ始めたんです。
不安定な中では、人は問題解決に集中し
ますが、安定してくると派閥構想や主導権
を得ようとするのは、人の性なのかもしれません。
2,人間関係で対立が出来始めたら、城や石垣が崩れはじめる前兆!
昔から言われている人の和の大切さ
武田信玄に限らず、人の和の大切さは
様々な人が格言として残しています。
松本幸之助の言葉で
事業(会社)は人なり
また、孟子の言葉で、
天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず
タイミングや外的環境より
人の力に勝るものはないと
いう考え方は昔からあるのに
活かせていないのが、この言葉の
奥深さといえるかもしれません。