毎年、春になると今シーズン使ったスタッドレスを
来シーズンも使うか?それとも、処分するか?
迷われると思います。
特に、自営業やフリーランスなど仕事の関係で
自動車の移動距離が長い方は、ワンシーズン毎に
スタッドレスを買い替える事になってしまいます。
ネットでよく見かける疑問が?
スタッドレスタイヤは夏場は使えないのか?
というものです。
そんな疑問に関してして、クルマでの移動が多い方
(自営業やフリーランサーなど)の立場から、
スタッドレス夏場仕様のデメリットと注意点を
まとめておきます。
質問サイト等で、回答を見てみると夏場での
スタッドレスタイヤの使用はやめた方が良い
という意見が大半です。
もちろん、自分も基本的にはこの意見には賛成なのですが・・・
自分の場合は、月間の走行距離が3,000km以上です。
ノーマルタイヤ(夏タイヤ)でも、1年間持たない場合があります。
仮に、スタッドレスタイヤを履きつぶしたとしても
数ヶ月しか持ちません。
なので、資源を大切にすると言う意味と
経済性を考えて、スタッドレスタイヤをスリップサインが出るまで
履きつぶしています。
ただし、夏場にスタッドレスタイヤを履きつぶす上で
デメリットを理解した上で、運転方法等を工夫しています。
まずは、デメリットを整理してみたいと思います。
目次
スタッドレスタイヤを夏場に使う3つのデメリットは?
■制動距離が伸びる(特に雨の日)
スタッドレスタイヤは、ゴム質が柔らかく
ノーマルタイヤと比べると、ブロックの倒れ込みが起こり
制動距離が伸びる傾向にあります。
■燃費が悪くなる
スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤに比べ吸水性性を
上げるために溝が細かく切られています。
そのため、路面からの抵抗を受けやい(転がり抵抗が多きい)
特徴があります。
ノーマルタイヤと比べると、1割~2割程燃費が落ちる傾向にあります。
■ロードノイズが大きくなる
上記とも関係しますが、路面から受ける抵抗が大きく
走行中のノイズが多きい傾向にあります。
しかし、これはスタッドレスタイヤに限らず
ノーマルタイヤでも、溝が減ってきた場合は、走行中の
ノイズ(ロードノイズ)が大きくなる傾向にあります。
特に、この3つのデメリットの中で注意が必要なのが
制動距離が長くなる
点です。
自動車の利用状況は人によって様々です。
自分の場合は、市街地の走行が多く
ほとんどの70キロ以上の速度を出す事はありません。
また、燃費向上を意識した走行を心がけ基本的には
法定速度を順守しています!
※後続車にどんどん追い抜かていきますが・・・
車の燃費を向上をさせる運転方法!すぐに出来る3つのポイントとは?
逆に、高速道路での走行が多い方の場合は
万が一の急ブレーキなどでも停止するまで、かなりの
距離を走行してしまう可能性があります。
また、仕事で利用しているクルマがヴィッツで
車重が軽く、コントロールしやすというのも
スタッドレスタイヤを履きつぶしている理由
としてあります。
もし、車重が重いクルマの場合は、制動距離が
より伸びる傾向にあります。
コンパクトカー比べ、より注意が必要だと言えると思います。
上記の点から、
■高速道路での走行や高速走行が多い方
■車重が思い自動車に乗っている方
は、スタッドレスタイヤの履きつぶしはリスクがより
増しますので、あまりおすすめしません。
しかし、コンパクトカーや普通自動車の方で
あれば、運転方法を注意すれば履きつぶしも
問題ないと考えています。
スタッドレスタイヤを夏場でも安全に走行するための2つのポイント
自分がスタッドレスタイヤを、履きつぶしす際に
注意点しているポイントをご紹介します。
■法定速度を守る
法定速度で走る事で、燃費も良くなりますし
突発的な動作にも比較的対応しやすい速度
が設定されていると思います。
しかし、信号が多い所ならともかく
信号と信号の間隔が長い所では
法定速度以上で走っているクルマが多く
どんどん追いぬかれてていきます(笑)
■信号のかなり手前から減速しはじめる
制動距離がノーマルタイヤより伸びているのを前提に
信号等では、早めにアクセスを離して自然に減速
するように気をつけています。
AT車やCVT車の場合は、アクセルを離せば
自然に減速していきますので、ブレーキを軽く踏む
程度で停車出来るようにしています。
今まで、スタッドレスタイヤを毎シーズン履きつぶしてきましたが
上記2点を意識するだけで、事故の危険を感じた事は全くありません。
ただ、1点注意が必要な点があります。
スタッドレスタイヤを来シーズンに使うか?
スタッドレスタイヤこのまま履きつぶすか?
を判断するのは、3月~4月頃が多いと思います。
6月~7月頃は梅雨時期で、濡れた路面を
走行する事が多くなると思います。
自分の場合は、走行距離が多いため梅雨時期
になる前にスリップサインが出て、ノーマルタイヤに
替えているパターンが多いです。
もし、走行距離がそれほど走らない方であれば
溝の有無に関わらず、梅雨時期前にはノーマルタイヤに
替えておいた方が無難だと思います。
スタッドレスタイヤを履きつぶしす際の注意点まとめ
■履きつぶす際は、制動距離が長くなっている事を
常に意識する。
■法定速度で走行し、急停車などに常に備える。
■信号のかなり手前から減速しはじめる。