スタッドレスタイヤに交換する時に、
気になるのが・・・
スタッドレスタイヤの寿命!
今年の冬シーズンは使えるかも、
とついつい頑張って使いがちです(笑)
今回の記事では、
自動車整備士として、
お客様からスタッドレスタイヤの
寿命に関して頂いた相談や本音を元に、
スタッドレスタイヤが寿命と判断すべき
走行距離と年数の目安
についてまとめておきます。
スタッドレスタイヤを長持ちさせる
方法についてもご紹介しています。
スタッドレスタイヤの寿命!走行距離の目安は?
スタッドレスタイヤは、
プラットホームと呼ばれる目印があり、
それが出た時点が交換の目安となります。
スタッドレスの寿命も、
プラットホームが出るまでの
距離という事になります。
運転のクセや乾燥した路面を、
どれだけ走行したたかで、
タイヤの摩耗具合は変わってきますが・・・
1万5千km~2万km
が目安になります。
北東北から北海道の場合は、
圧雪された路面を走行する事が多いため、
2万km近く走行してもプラットホームは、
出ないかもしれませ。
しかし、
南東北や関東圏では、
乾燥した路面を走る日も多いため、
1万~1万5千キロぐらいが、
目安になります。
ご紹介した走行距離は、
あくまで目安だと考えていただければ!
プラットフォームが、
出るまでの走行距離が、
1万km以下の場合は・・・
急発信・急加速
が多い可能性があります。
運転方法を見なおしてみましょう!
スタッドレスタイヤの寿命を
長持ちさせるための運転方法は、
燃費向上に役立つ運転方法と、
共通していますのでこちらの記事も
参考にしてみて下さい!
スタッドレスタイヤの寿命!年数の目安は?
スタッドレスタイヤの寿命は、
走行距離やプラットホームに
注目している方が多いと思います。
しかし、
スタッドレスタイヤタイヤの寿命は年数
も目安になります。
スタッドレスタイヤはゴムが素材です。
時間が経てばゴムは固くなります、
そうすると路面との接地面積が小さいくなるなど、
ブレーキをかけても停車するまでの
距離が長くなる傾向になります。
もちろん、
スタッドレスタイヤの保管方法などでも
ゴムの硬化を軽減する事はできますが、
スタッドレスの年数を目安にした寿命は、
3年間
です。
自分も2シーズン目のスタッドレスは、
停車する際の効きはかなり落ちるてる印象があります。
※自分の場合は1日100km前後走行しているため、
スタッドレスタイヤの摩耗が激しいという理由もあります。
このスタッドレスタイヤの年数の寿命ですが、
スタッドレスタイヤを装着して、
走りはじめてからからではありません。
スタッドレスタイヤの製造日
から3年間が目安になります。
スタッドレスタイヤには、
製造日が刻印されているので、
それが目安になります。
現在装着しているスタッドレスタイヤの画像です。
「3914」
と数字が刻印されています。
下2桁の「14」は、
西暦の下二桁を表示しています。
最初の二桁「39」は、
その2014年の何週目に製造されたかを
表示してしています。
つまり、
上記の例でいうと
「2014年39週目」に製造された
タイヤという表記になります。
2014年9月21日~27日
に製造されたスタッドレスタイヤ
という事になります。
この表記をしっかりチェックし、
現在装着されているスタッドレスタイヤが、
製造されてからどれだけ経過しているか、
ぜひチェックしてみて下さい!
ちなみに、
スタッドレスタイヤ購入時に、
割引販売されている場合は、
- 数年前に製造されたスタッドレスタイヤ
- 展示していたスタッドレスタイヤ
の可能性が高いです。
自分の様に1日の走行距離が、
1日100km以上であれば、
スタッドレスタイヤの摩耗も
激しいので製造が前年でも問題ないかもしれません。
ただ、
1日の走行距離が少ないのであれば、
安くても製造日が古いタイヤには、
手を出さないのが賢明です。
スタッドレスタイヤの寿命はメーカによっても違う?
スタッドレスタイヤの寿命は、
走行距離数や年数によって違う事をまとめました!
ただメーカーによっても
スタッドレスタイヤの寿命は違うです!。
その理由は、
スタッドレスタイヤのゴムの硬さ
にあります。
スタッドレスタイヤは、
ゴム質が柔らかい程グリップ力が増し、
雪の上やアイスバーンでしっかり効いてくれます。
逆に乾燥路面では、
らかい程摩耗が早くなり、
寿命は短くなります。
そのため基本的に、
「しっかり効いて長持ちするスタッドレスタイヤ」
は存在しないとというのが個人的な見解です。
もちろん、整備士として働いている時に、
お客様からご相談頂いた時は、
ストレートな言い方はしません。
普段の自動車の利用状況などを踏まえて、
それにあったスタッドレスタイヤをご紹介しています。
スタッドレスの「効き」という
部分だけにフォーカスすれば、
以下の順番で「効く」と思っています。
※あくまで個人的な感想です。
- ブリジストン
- ヨコハマ
- ミシュラン
- ダンロップ
- グッドイヤー
- トーヨータイヤ
- ファルケン
- ナンカン
他にもタイヤメーカーはありますが、
自分が実際に履いた事のある
スタッドレスタイヤを中心にご紹介しました。
スタッドレスタイヤを
販売している店舗には、
硬度計というものがあります。
それで測定すると、
上記の順番でゴム質が柔らかかったです。
逆に言うと、
この順番でタイヤの減りが早いと感じています。
ブリヂストは一時期、
北海道での装着率No1をPRしていまました。
雪が多く圧雪路面になる北海道・北東北では、
「効き」を重視してブリジストンがおすすめです!
逆に、南東北や関東圏の場合は、
乾燥路面での走行が多くなる場合があり、
「効き」を犠牲にしても寿命を重視して、
ヨコハマやダンロップあたりがおすすめです!
走行距離が少ない人や、
雪道での運転に不安がある場合は、
ブリジストンだと安心だと思います。
過去にナンカンやファルケンも使いましたが、
タイヤの減りが遅く、
寿命が長い部分は良かったのですが、
雪道では怖い思いを何度がしています・・・
今は海外メーカーや
ファルケンのタイヤは使っていません。
■スタッドレスタイヤを長持ちさせる意外な方法
スタットレスタイヤを効率良く長持ちさせる方は、
タイヤを2本づつ交換する
というモノです。
この方法は、
私の様に走行距離が多い方におすすめです!
なぜなら、走行距離が多いと、
スタッドレスタイヤの減りが早く、
状況によっては毎年交換する必要があるからです。
私の乗っているヴィッツの場合は、
FF(前輪駆動)のため、
前輪のタイヤの減りが早い傾向にあります。
それを前提に私の場合は、
今シーズンフロント(前輪)に装着していたタイヤを、
来シーズンにはリヤ(後輪)に装着します。
つまり、フロント(前輪)には、
常に新品のスタッドレスタイヤが、
装着される事になるため、
安心して雪道を走れるわけです!
また、翌シーズンも
リヤ(後輪)タイヤとして活躍してくれるので、
毎年4本スタッドレスタイヤを買う必要がなくなります。