ミッションがおかしくなり、クルマを買い替えた
記事を前回かきましたが・・・
クルマを買い替えてから一番感じたのは乗り心地の変化でした。
15万キロ走ったヴィッツと比べ、2万キロ
走行した中古のヴィッツを運転しはじめた所・・・
運転時のショックやゴツゴツした乗り心地が
改善している事に気づきました。
この原因は、車体の違いもあるかもしれませんが
ショックアブソーバーの寿命
が原因だったのでは?と考えています。
ショックアブソーバーの役割とは?
ショックアブソーバーの役割は、クルマの
揺れ(振動)を抑え、直進時の安定性を
保つと同時に、カーブではうねりを押さえ
てくれる役割があります。
自動車は、路面からのショックを軽減する
ためにスプリング(バネ)が車軸に装着
されていますが、そのだけではいつまでも
スプリングの力で車体が上下運動をし続けます。
これを抑えるために装着されているのが、
ショックアブソーバー
です。
そして、スプリングの上下運動を抑える力を
減衰力
と言います。
減衰力が強ければ、スプリングの揺れを
すぐに押させてくれて路面の状況を早くしやすく
なりますが、乗り心地は悪くなります。
逆に、減衰力が弱ければ伸縮運動は
多少残りやすが、路面からのショックを
押さえて乗り心地は良くなります。
スポーツ走行用のショックアブソーバーは
減衰力が強めになっているので、乗り心地は
悪くなりますが、路面の状況がわかりやすくなります。
純正仕様のショックアブソーバーであれば
乗り心地は優勢しているため、乗り心地は良い
ですが、人によっては『ふわふわしている』と
表現し、退屈な走りに感じるかもしれません。
寿命が来た時の症状は?
ショックアブソーバーの減衰力が初期性能より
落ちたり、オイルが抜けきってしまった場合は・・・
ショックアブソーバーがヘタっているという表現をし、
新品時の減衰力を発揮出来なくなった状態を指します。
減衰力が十分発揮できなくなると、スプリングの
伸縮運動がいつまでもおさまらず下記の症状が出ます。
- 段差を乗り越えた時に、上下の振動が続く
- カーブ・コーナー時の揺れがひどい
などの症状が出始めます。
ショックアブソーバーの寿命は何キロぐらい?
ショックアブソーバーは、徐々に性能が
落ちる部品です。
ブレーキのディスクパッドなどは本当に減って
しまうとブレーキが効かなくなります。
そうならないように、減りがひどくなると
音がなるように設定されています。
しかし、ショックアブソーバーの場合は、
性能が徐々に落ちていくので、体が慣れてしまい
どれだけ、車体の伸縮運動(揺れ)が大きく
なっているのかがわかりにくいのが現状です。
これは、自動車のライトと似ているかもしれません
自動車のライトも、徐々に暗くなっていき
最後は、完全につかないくなります。
純正ショックアブソーバーが、新品の初期性能のを
保てるのは、4万キロ~5万キロと言われています。
しかし、これは走行している路面や年数も関係しています。
市街地走行が多く、平坦な舗装道路での
走行が多いのであれば、ショックアブソーバーへの負担も少ないです。
山道や砂利の路面など、凹凸が多い道路での
走行が多い場合は、走行距離が少なくても
ショックアブソーバーへの負担は大きくなります。
また距離を走っていなくても、ショック
アブソーバーの中にはオイルが封入され
ていますので酸化による経年劣化は考慮する必要があります。
走行路面・距離数・年数を購入しなければいけません。
YellowHatの店長に相談させて頂いて所
一般的には、5年5万キロでの交換をすすめ
ているとの事でした。
ただ自分の場合、年間4万キロ近く走行する
旨を話した所・・・
年間の走行距離数が多い場合は、10万キロを
目安にしても良いと思いますとの事でした。
寿命の定義も、人により様々です。
クルマをコントロールしにくくなったと
感じたのが寿命という人もいれば・・・
部品が動かなくなる状態を寿命と定義する人もいます。
クルマの挙動やコントロールに敏感な人は
5万キロを目安に交換
経済性を重視したり、乗り心地やコントロール性
を我慢できる方は、
10万キロでの交換
でも良いと思います。
ショックアブソーバーの交換に関しては、
本当に運転者の主観による所が大きいです。
- 以前より、乗り心地がふわふわする
- カーブを曲がる時に不安定になる
- 段差を乗り越えた後の振動や揺れが収まりにくい
などの症状を感じ始めたら、交換を検討しはじめてもいいかもしれません。
クルマを乗り換えて感じた2つの効果
自分の場合、15万キロ以上走行した
ヴィッツに乗っていたのですが・・・・
『運転疲れ』を感じやすくなったと思います。
これが、今思えばショックアブソーバーの
ヘタリからくる揺れが、ボディブローのように
効いていたんだと思います。
まだまだ、クルマ自体は乗れそうだけど
運転の疲れが以前より感じるようになったら
ショックアブソーバーの状態を確かめてみた方が
良いかもしれません。
- 乗り心地が良くなり、運転疲れが出にくくなる
- 走行が安定するので、走っていて楽しい
おそらく、ショックアブソーバーを変える事なく
10万キロ走ると、運転の疲れが出やすくなり
新しくクルマの買い替えを検討する人が多く
なるんだと思います。
実際、自分も同じ車種を乗り換えなければ
気づけなかったと思います。
走行距離が10万キロ以上になっても乗り続ける
場合は、ショックアブソーバーを交換する事で、
新車時の乗り心地が戻ってくるの
残りのカーライフを快適にすごせるはずです。